「エーデル」(触図ソフト)での点図作成

  学習書において、地図や図形がたくさん出てきます。社会科での日本の形・自分の住んでいる場所の地図、或は、算数に出て来る図形・グラフなど、様々な図が必要となります。
 従来は、手作業で一枚一枚の点図を作っていましたが、「エーデル」という触図ソフトでパソコンデータを作成し点字プリンターで直ぐに打ち出すことが出来ます。

 下の図は、「日本地図での岐阜県の形、岐阜県の中の岐阜市の位置」と「算数で三角形の相似」を表わした触図の例です。

 このような図も、晴眼者は判り易いと思ってもそれはあくまでも目で見ているからです。視覚障害者の方の意見を聞きながら本当にわかりやすいものに改善していく必要があります。

!!点訳「コータクン」と「エーデル」(触図ソフト)がドッキング!!


                  つつじフレンド・ コータクン開発担当・神山 貞子
                                 (れんげ点訳の会)
 長年の念願がかないました!
 コータクンで打ち込んだ点訳データをエーデルに読み込んで、図を書き足せば図入りの点訳書が完成し印刷できるようになりました。 図の入っている部分だけ印刷することも出来ます。
 図入りの点訳を頼まれたとき、従来は原本どおり文章と同じページに図を入れることは出来ず、それぞれ、「図は別紙」、または、「図は次ページ」 などと記しておき、図だけを、エーデルで作って差し込んだり、貼り付けたりなさっていたことと思います。

 製本するときに面倒な上に視障者のかたも、別になった図を探し出すのに苦労し、最終的には「図は省略」という形がほとんどでした。 触図の上手な点訳者だと、手書きの触図の方が解りやすいといわれることもあり、私たちは手書きで触図を作成していました。でも、1部しか出来上がりません。

 小中学生の算数・理科など副教材を打っている点訳者のかたにはこのドッキングを喜んでくださることと思います。

 点訳ソフト「コータクン」で作られたデータは過去のデータであってもすべて使用できます。 エーデル(触図ソフト)のバージョンは2013年11月12日以降の7.14バージョンからです。

 [ご注意]ユータタンで打たれたデータをピンディスプレイで読む人も多くなっています。この人達のために図を書き込む前のデータ(拡張子NAB)を必ず図を挿入したエーテルブック(拡張子・hebk)のデータと一緒にあげてください。

 参考ホームページ (クリックしてください。)
  点字ボランティアグループ つつじフレンド
  点訳ソフト 点訳「コータクン」バージョンアップ情報
つつじフレンド

 エーデルは図形点訳(点図の作成)のためのWindows版パソコンソフトです。
「エーデル」(触図ソフト)


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